先週の火曜日
Christenson C-bucket 7.0をテストライドしました。
折りしも台風26号の接近で最高の状態のリーフブレイク。
サイズはオーバーヘッド。
水の量も多く厚い壁が高速で巻いていく迫力の波。
C-bucketのシェイプはやや広めのノーズエリア、絞ったピンテール、そしてクラシカルなロングボードのようなテーパードしたアップレール~後半ははエッジ付き。そしてシングルダブルのコンケーブが特徴です。ロッカーはかなり押さえてあります。
まず大きな波では安心してテイクオフできるかが大きなポイントになりますが、フラット気味なロッカーが功を奏して早い段階で滑り出してくれ余裕を持って立てます。
ボトムもロールやVeeでは無くコンケーブですのでふらついて逆のレールが入ってしまったりというような致命的な事も起こりづらく安定感がある滑り出しから滑らかにファーストターンに入れます。
ショートボードスタイルのテールに立ってのアップダウンではなかなか思うように加速していきませんが、横にレールをセットし思い切り両足で踏み込んでリリースと、70年代風のアップダウンを試みると今まで経験の無いスピードにまで達します。このスピードは凄いです!
そして波のポケットではエッジの効いたテールでターンによるコントロールもとてもやりやすい、、、
この板はシングルですがクワッドならよりテールでのコントロールはしやすくなるでしょう。
フラットなロッカーとテーパードしたアップレールによるクラシックなグライド感を伴ったスピード。
そのスピードを更にもう一つ上のギアに上げる事も可能。そしてトリミングのみならずターンで波のカールをキープする事も可能なクラシックとモダンが見事に融合した万能ミッドレングスです。
普段ロングボードに乗られている方が大きめな波でやる時や、オルタナティブな板に乗られている方のいざという時のクイバーにもおすすめです。
次回はアベレージな波やスモールウェーブでも試してみようと思います。
結果はまたご報告いたします!